ベンチの仕事にも、ちゃんと意味がある

昨日は息子の野球の試合で、朝から車で会場まで送った。山と川に囲まれた、のどかな場所だった。雨上がりで、少しずつ晴れていく空が好きだった。

最近は、最初から試合に出ることが少なくなっていた。だから今日も、応援は試合ぎりぎりに行けばいいかな、というくらいの気持ちで向かった。ところが、到着してみると、なんとスタメンだった。

後輩も増え、同級生にもライバルが多い中での起用。監督がどんな意図で選んだのかはわからないけれど、その意図を、子どもなりに感じ取ってくれたらいいなと思う。正直実力だけを見ればスタメンではないと親は思っている。でも何かしらの意図をもって使ってもらっている。それに感謝しつつ、求められていることを理解し成長してほしいと思う。

センターに飛んできた3球

守備位置はセンター。そこに飛んできた打球は3球あった。

1球目、スタートが遅れて、前に落ちる打球に追いつけず、ツーベースにしてしまった。残りの2球は、無難に処理できていた。子どものところに打球が飛ぶたびに、こちらまでドキドキしてしまう。

試合自体は負けてしまった。それでも、試合後に監督が話していた言葉に、いくつも共感するところがあった。

一回で体現できるかどうか

その中の一つが、「同じことを何度も言われて習得する人と、一回で習得する人とでは、成長のスピードがまったく違う」という話だった。

同じ期間の中でも、一度の指摘で理解して次に活かせるかどうかで、積み上がっていくものの量が全然変わってくる。長男の試合を見ながら、これは野球に限った話じゃなくて、仕事にも、自分自身の日々の過ごし方にも通じる話だなと思って聞いていた。

ベンチで頑張れることの意味

もう一つ、考えていたことがある。

試合に出ている子は、プレーで頑張りが目に見える。でも、ベンチの仕事、声を出すこと、道具の準備、次の作戦を確認すること、相手のくせを見抜くこと、そういう役割に本気で向き合っている子は、実は見えないところで、出ている子以上にしんどい思いをしているんじゃないかと思う。

目立たない分、気を抜こうと思えば抜けてしまう。それでもそこにきちんと向き合える子には、そのことに誇りを持ってほしいと思う。

そして、そういう場所で気を配れる子は、大人になって社会に出たときにも、言われる前に気づいて動ける人になれる気がする。目立たない立場だからこそ見えるものがある、というのは、これまで自分がこのブログで書いてきたこととも、どこかで重なっている。

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